今年も箱根駅伝の予選会に行ってきました。
今日もスタート地点の陸上自衛隊の駐屯地でスタートを観戦。
いつも思うのですが、普段は「立入禁止」の中。
何もしてないけど、ドキドキしてしまいます。
観戦していた目の前には國學院大學の応援団がいて、応援団とチアが応援をしていました。
ふと「この応援、リアルタイムで知らないだろうな・・・」って思えるものも笑顔で演奏・踊っていました。
なんだか楽しそうな応援団でした。
スタートをすると1週目は自分の前を通るのですが、約500人のランナーが目の前をあっという間に通り過ぎていきました。
その後は同じ敷地内の5km付近の給水所で観戦。
余った給水用の水をもらいました。
コースも歩くことが出来たので、ちょっとだけ選手の気分を味わいました。
その後は隣の昭和記念公園に戻り、17km付近で観戦。
このくらいの距離を走っていても、しっかりとした足取りで速かった。
レースが終わった後は順位発表が聞ける場所で発表を聞いていました。
今年の予選では本選出場チームがこの日出場した48チームの中から全部で10チーム。
いつものように本部の人から発表されていきました。
1位神奈川(バランスよくまとまってました。)
2位國學院(応援を見ていたので、この順位はうれしい。)
3位東海(良かったです。)
4位山梨学院(本番には期待できそう。)
5位中央学院(予選は強い、本番はどこまでいけるかな。)
6位上武(今年も予選突破。なるか初シード)
7位中央(もう少し下だと思いました。タイムは速くないよ。)
8位順天堂(見ていて下位のランナーが遅かったのが気になる。)
9位城西(何とか予選突破。エースが速かっただけに、これからどこまで立て直せるかな?)
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とチーム名が発表されるたびに発表会場のあちこちで歓声が上がっていました。
10位までに入らないとお正月の本選に出られないので、その枠が1つ、また1つと減っていくと残っている大学の関係者や応援の人はヒヤヒヤドキドキ。
そして今年の10位は本戦初出場の創価大。
決まった瞬間に、「おぉ〜」というどよめきと、「やったー」の歓声、「あーあ」というため息。
そして声もなく泣き崩れる姿、茫然とする姿・・・。
会場内はなんとも言えない独特な雰囲気です。
自分は結果発表を東農大の近くで見ていたので、それまでの歓声と真逆の雰囲気を味わいました。
ちなみに、今年の10位創価大と11位東農大の差はわずか49秒。
10人の合計タイム差なので、1人あたり5秒ないんですよね。
15キロまでは逆の順位で東農大が1分50秒くらい差をつけていたので、まさかの大逆転といったところでした。
10人がゴールして個人結果を集計するまで分からないというレース方式ならではの醍醐味でした。
東農大にとってあまりにもあまりの状況で立ち去れる雰囲気でもないので、東農大の報告会までその場で見ることにしました。
監督さんやOBの方、応援団の方の挨拶がありましたが、一番気の毒だったのは主将の方の挨拶。
挨拶用にトラメガを渡されても涙で挨拶が出来ず、周りの方に支えられ、やっと少し挨拶。
挨拶が終わって挨拶前に自分のいた場所へ戻ると、その場で崩れ落ちて号泣。
その後の応援などでもずっと泣き崩れていました。
勝負事なので勝者がいれば反対の敗者も生まれる訳ですが、今日の東農大の光景は見ていられませんでした。
それぞれの想いで予選会の1日が終わりました。
お正月の次の試合に臨むチーム。
来年の予選会に向けてスタートするチーム。
会場を後にする皆さんから出ているそれぞれの空気はこの日1日がそれぞれの大学にとっていかに重要だったかが分かるものでした。
この日を経験したチーム、シードで待ち受けるチーム。
お正月の本選はどのようなレースになるでしょうかね。
これからも楽しみです。