2/5(日)、蕨市のレッスル武闘館(アイスリボンさんの道場)で行われた「夢闘派プロレス」を見てきました。
この日は3試合。
1試合目はスーパークラフターU選手対諸橋晴也選手
2試合目は山田太郎選手対定アキラ選手
1試合目は10分時間切れ、2試合目は22分で両者リングアウト、メインは61分3本勝負で1-1の状態でフルタイム。
あえて、それぞれの試合が終わったところの写真を載せてみました。
日頃トレーニングで鍛えているレスラーでも、終わった後の疲労困憊具合がわかるシーンかなと思います。
3試合とも勝敗がついていない大会。
おそらくTVゲームのファイプロだと評価が低くなると思います。
ただ、それはあくまでもゲームの中のお話。
この日の3試合は、いずれもそれぞれの選手が相手を追い詰めながらもあと一歩のところで決めきれない。
相手からすれば、後一撃を決めさせない試合が行われていました。
展開としては、大技を繰り出してダメージを蓄積させていくのではなく、相手を追い詰めていく(交わしながら反撃していく)過程をじっくりと見ることができる貴重なものばかりでした。
1試合目の10分間も2試合目の22分間も、間合いが出来たらその時の選手の表情やしぐさ、発せられる言葉で感じ取れる心境を見るのが楽しみな時間だったので、変な言い方かもしれないですけど、観戦側も張り詰めた状態が時間いっぱい続いていたような感じでした。
特に、メインは1本目が決まったのは開始後39分。
それまで腕を取ったり、首など上半身をお互いに攻め合う展開。
タイムだけ見ると長いかもしれませんが、何か違う部分があったら、あっという間に終わってしまう可能性がある展開が続いた中での39分。
アナウンスで時間を聞いて「えっ、そんなにやってたの?」と感じました。
2本目は終わったのが48分くらいなので、残りが10分ちょっとだったかな、もうそれしかないのですが、フルタイム行く可能性と、秒で終わり可能性を秘めた10分ちょっとの攻防も見応えが十分でした。
終盤の足四の字をブレイクしたら逆に足四の字をかけて・・・という展開にはしびれました。
結果として引き分けでも、いずれも「納得できる結果」でした。
この日、もともとメインの1試合、ワンマッチ興行が予定されていました。
それだけでも十分満足できる試合でしたが、さらに2試合が追加され、そのいずれもが満足度の高いもの。
2試合目までの内容を見ただけで、その日の観戦代金の元が取れるものだったと思います。
見た目が派手な試合もプロレスの醍醐味です。
でも、こういうじっくりとした試合展開を見て、終わった後「あー、見終わったけど見てる側も疲れたぁ」っていう試合もプロレスの醍醐味だって改めて感じました。
試合後、新井選手が大技連発、カウント2.99の攻防をし、令和のプロレスをしていたとSNSで呟いてほしいと言っていました。
令和の派手なプロレスは自分も好きなので良いが、逆にこういうプロのレスリングが出来る選手が、もっともっと注目されても良いと思います。
テーマとしては「ささやかな幸せ」ですが、大きな幸せを手にした一日でした。
この日の選手、関係者、観戦に訪れたお客様、皆さんお疲れ様でした。
素敵な空間をありがとうございました。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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