気になった番組は、10/4(土)にBSプレミアムで放送された「伝説のコンサート“山口百恵 1980.10.5 日本武道館”」です。
伝説のアイドル、山口百恵さん。
日本武道館で行ったファイナルコンサートが、40年の時を経て放送されました。
白いドレスで「さよならの向こう側」を歌い終わった後に、マイクを置いてステージを後にする・・・
40年前、TBSで生放送されたのを実家で家族で見てましたが、その時に見てたものを改めて見直した感想を書こうと思います。
まず、ラストに至る流れをほとんど覚えてない・・・ってこと。
それくらいラストにインパクトあったのですが、「こんなにMC面白かったのか」とか「お客さんいじりしてるな」というMCへの感想もあったし、「有名な曲でもあっさりメドレーで終わってた曲あったんだ・・・」など、初めて気づくこともありました。
以前CSでやったようですが、それは見てなかったので、本当に最初から最後まで見てたのは40年ぶり。
懐かしさと新鮮さが入り混じった感想を持ちました。
(画面左の方の席でホイッスル吹く人、目線で見ると1階スタンドか2階スタンドの下の方から聞こえますが、あれもOKなんですね。百恵さんが良い反応してるし仕込みかと思いました。)
そうそう、ホイッスルさんだけじゃなく、全体のお客さんの反応も温かかった。
さよならの向こう側での手拍子、あの曲への手拍子は記憶になかったですけど、百恵さんへの後押しを感じました。
現代社会だったら、当時のような経緯で結婚するって報道が出たら賛否が分かれただろうし、こんなにステージで結婚のキーワードが出て来たら、一部で炎上してたでしょうね。
これだけのスターだからマスコミが必要以上に追いかけてたってのは昔の報道や、最近の証言で聞きうんざりすることもありますが、この日に関してはファンの好意的な反応が多かったのも印象に残りました。
次に、百恵さんに「圧倒的なオーラ」を感じます。
女性ソロのアイドルが今ほとんど表舞台に立てない今、これだけの存在感があるアイドルのステージを見ることが出来て良かったです。
当時、バラエティ番組や歌番組でお姿を見ていましたが、特にバラエティだともっと「身近なお姉さん」的なイメージがありましたが、歌手モードは凄いです。
この時21歳なんですよね・・・。
いろいろな場所で書かれ尽くされているんですけど、21歳で歌う(厳密に言うともっと前から)歌詞の内容じゃないですよね。
この人にしか歌えない、この人に向けた歌詞なんでしょうけど、それに対して全身全霊をささげて歌いきる百恵さん。
太く短くの芸能生活だったんでしょうけど、だからこそ21歳でこのオーラが身についたんでしょうね。
沢山の人と会って、どんな人とどんな関わり方をして、って仰ってましたが、色々な人と素晴らしい関わり方をされたんでしょうね。
自分の21歳の時を思い出してみましたが、普通に学校行って、バイトしてって感じだったので、こんなに大人な雰囲気は出せてなかったような気がします。(出すところもなかったかな・・・)
放送自体を見てて、思ったこと。
途中の曲紹介以外、不必要な字幕がなかったが良かったです。
民放(たまにNHKも)が地上波放送なんかやったら、「その時ライブ見てなかっただろ?」というような人が出てきて「見てなかったけど語れます」的にトークしたり、トークで”良いこと言いました”の部分に字幕つけたり、ライブ中に出演者のリアクションのワイプ挿入されたり、CM入ったり・・・(これ以上書くと、文句しか出てこない・・・)
NHKさんのBSで放送していただけて良かったです。(民放さんでもBSやCSならそんなことは無いと思うんですけどね。どうしてもお金とかからむと・・・、ねぇ。)
ネットで放送の感想を見てると、「マイクがワイヤレスじゃない」っていうコメントを見ましたが、胸元に手持ちマイクを固定してコントとかやってた時代も見たことありますので、そのカルチャーギャップはありませんでした。
最近、CSなども普及してるから、過去のLIVEを見ることが増え、「この人、今TVに出てきて唄わないかな」と思う人もいます。
現に、「●●年ぶりにTVで歌唱」と言ってTVで歌う方もいます。
確かにそういう人の歌唱シーンを見るのは懐かしさもあり、うれしいです。
でも、改めて見て思いました。
山口百恵さんは復帰しない方がいいです。
ほとんど復帰の可能性はないと思いますが、これだけきっぱりやめて、昔の映像から幻影を追いかけるだけという存在、当時の姿だけに思いを馳せることが出来るのも魅力だと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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